【海賊と呼ばれた男】上下巻書籍のあらすじが10分でまるわかり!

2013年の発売でベストセラーを記録した『海賊と呼ばれた男』の上下巻。

第10回本屋大賞受賞作品。

2016年12月10日には実写映画化され、大ヒットを記録した名作となっています。

これを機会にベストセラーの内容を覚えておきましょう!

ひとことで言えばどんな本?

出光興産 – IDEMITSUの創業者である『出光佐三』の生き様を基にしたノンフィクション作品。

ノンフィクションの小説風でありながら、内容は強いリーダーの条件を表すビジネス書の観点も強い。

《ワクワクしながら誰でも読めるビジネス書》

というのが正しい表現だと思います。

 最大の疑問:なぜ海賊と呼ばれたのか?

早速ネタバレに近いですが、本編の中で『海賊』というのはあまり重要ではありません。

出光興産はガソリンなどの燃料を扱った石油類の精製・販売を行う専門商社です。

石油業界は当時、大元の仕入先であるカルテルが協力な力をもっていました。

日邦石油というカルテルの取り巻きの企業よりも圧倒的に安い金額で石油を販売していた出光興産(作中では国岡商店)はカルテルからは邪魔者扱いをされていた。

出光興産が下関で軽油を売るチャンスを掴むのですが、その下関では軽油を販売をすることができない、という不条理な条件がありました。

そして、邪魔者扱いされている出光興産は当然その条件を変えることもできない。

 

そこで考えた打ち手が、下関の岸ではなく『海の上』で売るということでした。

販売も船の上で行い、客も船でやってくる。

不可能と思われた条件を、『海賊のような商売方法』で乗り越えたことから、当時『海賊』と呼ばれ作品のタイトルとなっています。

あらすじをざっくり解説すると

・冒頭

主人公である出光佐三(作中では国岡鐵三)は神戸高等商業(現:神戸大学)を卒業し、神戸で石油を扱う酒井商店に丁稚として働き出す。学がありながら小さな商店で働く姿を大手企業に入店した同級生には陰口を叩かれるような生活を行っていたが、この時にこれからは車・機械の時代とそれによって石油時代に感づいていた。

 

・独立

資産家である日田重太郎が約1億円を譲渡し開業。

しかし。、3年で財源は枯渇し倒産目前の状態に。出資者である日田に報告するも叱られる。

日田は実家を売って資金を作り、それでも出光佐三に事業を続け日本を変える様に期待する。

ここで後々も出光が社員に大しても発言していくフレーズである、『どうしてもあかなんだら一緒に乞食(こじき)をやろうや』と日田が言う。それに感動した出光は更に仕事に打ち込んで度重なるカルテルとの戦いに挑んでいく。

 

・海外進出

国内での活動では、カルテルの力が作用し利益を上げ続けることが難しい。そこで満州でビジネスを行うことを決意し、海外拠点をいくつも開店し拡大。そこで本国日本の爆撃の知らせが入る・・・

 

・国内の再建

海外が圧倒的に利益を生んでいたが、海外で働く社員の家族のため、そして再建が急務の日本のために社員を国内に集める。

この時、当然仕事は全くない状態であったが、ラジオ修理から片付けまでどんな仕事でも受注した。

そして、自宅待機されていた従業員にも銀行から可能な限り借金をし、家財道具や骨董品などの全てを売って、社員へ給料を払い続けた。

その覚悟に社員は心打たれ、幹部として確固たるポジションの社員が現れ始める。

 

・最後の海外再進出

旧海軍のタンクの底に残った油を処理する誰もやらなかった仕事を機に社員が奮闘し、石油業界に復帰。

世界のトップシェアを誇る石油会社との交渉を進め、イランからの石油輸入に挑戦する。

当時、イギリスがイラン海域に入る全ての船を拿捕する危険な状態であったが、自社タンカーまで製造し危険な航路に挑戦し無事石油を日本への輸入に成功する。

熱いサクセスストーリー好きにオススメ!

国内・国外の利己的なカルテルや法律など、どんな壁にも熱い気持ちでぶつかり必ず起死回生の成功を収めていく実はとは思えない様なサクセスストーリー。

・刺激が欲しいビジネスパーソン

・熱い人を応援したいサクセスストーリー好き

・これからのビジョンを模索中の人

などなど、上下巻とは思えない熱中できる名作です。

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