ステップンとは、2021年12月にサービスが開始されたNFTゲームです。ユーザーがランニングやウォーキングをすることで暗号資産を稼ぐことのできるゲームとして注目を浴びていました。しかし2024年現在、そのステップンはピーク時に比べて価値が暴落しており、稼げないとの声も上がっています。
本記事ではステップンが暴落した理由や、今後の見通しなどについて紹介していきます。
ステップンの今の価値は?
サービス開始当時は世間から大注目を浴び、最も稼げるNFTゲームとして爆発的にユーザー数を伸ばしていたステップンですが、現在はどうなっているのでしょうか。
調べてみたところ、2024年6月のステップンの現在の価値は$0.1953(日本円だと約31円)で、最高値が日本円で1000円ほどだった頃から比較するとかなり価値が暴落しているのが分かるかと思います。
サービス開始から3年足らずでここまで下がってしまったので、NFT界隈の中でステップンは稼げないとの声が多く上がっているようです。
価格が暴落したのは何故?
では、何故ステップンの価値がここまで下がってしまったのでしょうか。ここからはステップンの価値が一気に暴落してしまった原因といわれている2つの理由について、紹介します。
理由①仮想通貨全体の価値が暴落した
2022年5月にステップンを含む、仮想通貨全体の価値が一気に下がる事件が発生しました。
これは仮想通貨の中でも特に安定した価格を維持できるように設定されていたはずのTerraが暴落してしまったことで、投資家やユーザーの多くが仮想通貨への信頼をなくし、手放してしまったからだといわれています。
そういった時代の煽りをステップンも受けており、他の仮想通貨同様に一気に価格が暴落してしまいました。加えて、偶然にも同時期に2つ目の理由が発生してしまうことで、その価値はより下がっていってしまいます。
理由②不正ユーザーが多い中国で規制された
ステップンのユーザーの中では中国人が特に多い割合を占めていました。
本来ステップンとはランニングやウォーキングなどの移動距離で稼ぐことのできるゲームだったものの、ユーザーの大半を占める中国人の多くがチートや不正GPSを駆使して稼いでいたことが発覚してしまいます。
その結果、2022年5月27日にステップンが中国人ユーザーを規制したことで、一気に価値が暴落してしまいました。
偶然にも理由①と同じ時期に規制をしてしまったことで、ステップンは他の仮想通貨と比較しても大幅な下落線を描いてしまったといわれています。
ステップンは今後どうなる?
ピーク時に比べて一気に暴落してしまったステップンですが、現在は価格のレートは比較的落ち着いており、暫くは安定した時期が続くと予想されています。
一時は価格が暴騰したことで新規参入のハードルも上がりましたが、現在は落ち着いていることもあり新規参入のハードルもかなり下がったといえるでしょう。
また、近年ではLINE chainblockやApple Payと提携することで、他の仮想通貨より手軽に始められるようにもなりました。手軽に始められることで今後ユーザーが増えれば再び価値が高騰する可能性も無きにしも非ずだと思います。
そういった点を見据えて、今から始めるユーザーも少なくないようです。
まとめ
今回はNFTゲームとして2021年にリリースされたステップンについて紹介しました。本記事ではステップンの価値が暴落した理由や今後の将来性などをお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
リリース時は稼げると話題になっただけに、一気に暴落したことで多くのユーザーが離れていってしまいました。厳しい見方がされているステップンですが、今後はどうなるのでしょうか。引き続きレートに注目していきましょう。