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【FX初心者】レバレッジ計算で損切り対策

FX初心者が一番恐れているのは、『損切り(ロスカット)』です。

損切りにならない程度にレバレッジをかけて儲けたい。初心者でもわかりやすく説明していきます。

レバレッジを誤ってかけてしまった場合、10分で財産のほとんどを失くす可能性もあります。

レバレッジの計算方法はここでしっかり覚えましょう。

レバレッジとは分かりやすく何か

レバレッジとは、伸縮の意味の言言葉です。

FX初心者にわかりやすい言葉で置き換えると、『倍がけする上限設定』です。

レバレッジは、あくまで設定です。

初心者がレバレッジを理解できない理由はここにあります。

レバレッジは正しくは『かける』ではなく『かかる』イメージ

単に、2倍・3倍と選ぶもの、という認識はまったく違います。

私もFX取引を始めて1週間くらいはまったく分かっていませんでした。

毎回取引ごとに、『○倍』にするなどの選択画面があるわけではありません。

あらかじめ、『レバレッジ設定』の倍数を決めます。これは1日1回しか変更することができません。

初心者でも25倍で問題ありません。設定しただけでは得も損もしないので安心して大丈夫です。

レバレッジは取引数量によって何倍になるかが決まる

例えば、SBI証券のドル円ペアでの最小取引単位は、1単位。

そして1単位というのは、1万米ドル単位です。

簡単に言うと最低の取引単位はドル円ペアの場合、10,000ドルで、それを1単位と言います。

ということです。

ちなみに1ドル110円での10,000ドルは、日本円で110万円です。(!)

1回取引するだけで、110万円の原資がなければいけない計算です。

FX初心者がそんな金額を急に取引できるわけないです。そこで登場するのがレバレッジです。

レバレッジ何倍になるかの計算は覚えておけば簡単

30万円の原資で始めたとしましょう。

そうすると、1単位の取引をするのに、原資が3.6倍足りないことになります。

計算式:30万円 ÷ 110万円 = 3.6

ということは、もうわかると思います。

この状態で注文を出すことができます。

そしてその時のレバレッジが『3.6倍』となります。なので、『かける』というイメージよりも『かかる』イメージというのはこういったカラクリです。

レバレッジの仕組みが分かれば損切りも楽に計算できる

損切りは、計算式だけをここで理解し、あとは計算ツールに頼るべきです。

そして、あとは身体で覚える。自分の資金力なら原資の40%までは注文を出して良さそう。など分かってきます。

損切りに対象になるかどうかの計算式は下記です。

計算式:口座金額 − 評価損(含み損) < 口座金額 × ロスカット率(設定します)

簡単に言うと、左側が、もともとの金額 − 損した金額(含み損) が、右側以下になったら損切りを強制執行します。という意味。

そして右側は、口座金額のうち、決めていたロスカット率の金額 です。

ロスカット率は30%であれば、70損までは耐えられるが、残額が30%を下回るならそこで損切り、というボーダーラインです。

ややこしいので、計算ツールを毎回使って身体で感覚をつかむ方が早いです。

損切りしても全財産は無くならない

ロスカット率以下は負けない

例を挙げると、10万円の原資で始めてロスカット率が30%なら、どれだけ派手に負けたとして30%に相当する3万円だけは口座に残ります。

ミニという単位は1/10の金額でFX取引が可能

初心者や原資が少ない方のために、小さな資本でも始められる制度も用意されています。

ミニの場合は、ドル円で言うと最小単位が1,000ドルで1単位なので、1ドル110円の相場なら11万円から取引できます。

レバレッジ25倍設定であれば、11万円÷25=4,400で始めることができます。

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