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ドル円相場は年末までに下がるのか?

トランプ氏の当選により物議を醸しているドル円為替相場。かくいう私も翻弄されながら毎日固唾を飲んで相場を見守っているのだが。。笑


ドル高は一時的で、円高に振れる可能性は中期では高い


そういう予想は多いですし、この混乱が安定するとも確かに思えない。そうなってくるとデイトレーダーなのか中長期で保有する投資家なのかによって、考えは変わってくるはず。

ちなみに私はプチデイトレードーをしながら、中長期で保有していくミドルトレーダーです。

初心者でテクニカル分析までできない。。そんな方におすすめできる投資予測を私なりに書いてみます。


アメリカ国民がそもそも本気で支持していない?!


これは日本の民主党政権の時と同じです。アメリカ国民の知り合いなどいますが、ニュースで当選が分かった瞬間に、涙を流して嘆いた。。そんな方もいました。要は、支持していないっていうことでしょう。

でも、彼は当選したんです。でもなぜ長く続かないと判断するのか??


問題は、施策のインパクトが大きすぎる こと


得てして、こういったインパクトの大きな政策施策というのは、きっとだれでも思いつくのです。でも、全体最適を考えた時にやらないんでしょう。会社でもそうですよね?

社員の不満は、給与が安いこと。それに対して給与を一律5万上げます!!

そうすれば、1つ目の問題は解決するし、社員も嬉しい。

でも、問題はそれによって社員のモチベーションが飛躍的に上がって、生産性が上がり労働意欲が上がり、業績が上がるのか?!

・・・

そうです。一律5万円分のコストほど上がらないはずです。5万円給料が上がってさらに頑張る人は、もともと頑張っているんです。もっと高いものをそもそも目指していて。

でも、頑張ってもいないで給料安い!って言っていた人は、5万上がって満足。何に使おう??そんな感じでしょう。

それより大事なのことは、頑張った人が日の目を浴びる場の提供や、国外の会社に勝つ強いナレッジの創出や販路の拡大、そしてそれを誰でもできる形で汎用していく力。その方がよっぽど同じコストをかけても業績があがりそうです。


要は、目先の利益ばかり考えても、次の利益は産まない


世の中そういう風にできているってことですよね。では今回のトランプ氏の政策はどうでしょう?

まず、中国の人民元切り下げをやめさせる政策について

人民元は実はドルとの為替レートが一定水準になるように基準値というレートで管理しています。まぁこれはなんでもいいんですが、要はドル高にしているこのルールやめるぞ、と言っています。

そうするとどうなるか?ドルが高くて損して安くなると得する企業、アップルを筆頭に中国に製造拠点を持っている企業は全てアメリカに帰らざるをえなくなります。

今までは高いドルで材料と労働力を買っていたものが、逆に高く付く。アメリカ国内で製造した方が安い。ってことになる。

そうすると、国内の雇用は増えてアメリカ人がもっと儲かる。

そんなストーリーです。

簡単に製造拠点の移転と言っても、何億ドルもかけた製造拠点。果たして売れるか?果たしてすぐにアメリカで作れるか?そのコストは合うのか?疑問点はたくさんあります。

 

次に、年収2万5000ドル(約275万円)未満の単身世帯と年収5万ドル(約550万円)未満の夫婦世帯は所得税を免除

これはすごい!年収275万円以下の単身者・そして夫婦で550万円以下の世帯は、所得税ゼロ!!

これ、びっくりしません?というかこの対象になったら嬉しくないですか??だから票が集まったと言うべきではないかとも思います。

 

ちょっと厳しい言い方ですが、投資の基本はリターンが大きいものへ投資する。鉄則。

会社で言えば、トランプ氏がやろうとしていることは、トップ営業マンの天引きを増やして、営業範囲を強制指定(例えば、取引先と飲み会行ったらコストあげるぞってな感じ)。

そこで搾取できた分を、売れない営業マンに分配。しかもそれはぬるま湯政策であって評価制度の要素はないのでそれで頑張るわけもない。

成功するのでしょうか?なので、今後のドル安必須の相場ではないかという予想もあながち間違ってはいないような気もします。

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